5月25日、安倍首相は、関東4都県と北海道の緊急事態宣言を解除した。
それに合わせて、大村愛知県知事は、「愛知県独自の緊急事態宣言」を解除した。
私にとって、気になるのは、「外出自粛要請」が出ているかどうか、ということ。
5月7日
安倍首相は、愛知県の緊急事態宣言を解除したが、大村知事は、「5月31日まで愛知県独自の緊急事態宣言」を発表。
大村知事は、休業要請を徐々に解除しながらも、愛知県民に「外出自粛」を要請した。
5月25日
安倍首相は、全国すべての緊急事態宣言を解除し、大村知事は、それに合わせて「愛知県独自の緊急事態宣言」を解除した。
ようやく、大村知事は「外出自粛要請」を解除した。
何か腑に落ちない。
「愛知県独自の緊急事態宣言」は何だったのか。
検証されないまま、このまま過ぎていくのだろうか。
5月7日、愛知県は「緊急事態宣言を解除」されたのに、大村知事は「独自の緊急事態宣言」を発表して、5月25日、全国すべての都道府県で解除されたら、「独自の緊急事態宣言」を解除した。
「独自」というのは、いったい何なのか。
「明確な独自の基準」というものがあって、宣言や解除があるべきではないのか。
他が解除されたから解除。
これが「独自」なのだろうか。
「愛知県独自の緊急事態宣言」は、県民に「外出自粛」を要請した。
そして、飲食店等の休業要請は徐々に解除されていった。
「外出自粛」を守れば、飲食店に行けないではないか。
この矛盾。
大村知事はわかっているのだろうか。
以前も書いたが、5月22日、関西3府県の緊急事態宣言が解除されたとき、吉村大阪府知事は「外出自粛要請」を解除した。
「感染拡大防止に十分気を配りながら、外出してください」という意味。
「人が動かなければ、経済が回らない」ということを、吉村知事は理解していたのだろう。
5月7日以降24日まで、大村知事は、人を動かさず(外出自粛要請)に、経済を徐々に回そうとしていたのではないだろうか。
「愛知県独自の緊急事態宣言」と「外出自粛要請」は本当に必要だったのかどうか、検証するべきだと思う。