「緊急事態宣言」の対象地域に愛知県は入っていなかった。
河村名古屋市長は、「名古屋、愛知県も加えてほしい」と言い、大村愛知県知事は静観の態度をとった。
しかし、状況は一変。
4月9日10時頃、大村知事は緊急記者会見を開いた。
記者間は狭く、ソーシャルディスタンスはまったく考えられていないことが気になった。
政府に、愛知県を「緊急事態宣言」の対象地域に加えるように要請し、明日、愛知県独自の「緊急事態宣言」を出すということを言った。
先日の安倍首相の分かりやすい話に対し、大村知事の話は何を言っているのかとてもわかりにくかった。
ネットでは、この大村知事はかなり叩かれている。
愛知トリエンナーレの件もあるが、コロナの件でもこんなことがあった。
政府の専門家会議が同県など5都府県の医療体制が切迫していると指摘したことに「十二分に対応できる。事実を踏まえない発言は大変迷惑であり遺憾」と反論し、厚生労働省に抗議したのだ。
こんなことを言って政府と対立したら、政府に頼まなけれないけない事態になったとき困るのではないかと思った。
沸点が低い人である。
愛知県を「緊急事態宣言」の対象地域に指定したら、また「迷惑だ」と言われるのではないかと、政府は思ったのではないだろうか。
さて、明日の愛知県独自の「緊急事態宣言」。
大村知事が何を県民に要請するか、注目だ。