春の運動会シーズン。猛暑で知られる名古屋市などでは、熱中症対策を理由に、午前中で切り上げる「半日運動会」の公立小学校が急増している。教員の負担軽減や授業時間確保の狙いもあるようだ。
名古屋市では今年、市内261校のうち、半数を超える164校の運動会が午前中のみの予定だ。昨年は小規模校を中心に13校だったのが、10倍以上に急増した。
名古屋市教育委員会の担当者は、昨夏の記録的な猛暑をうけた暑さ対策や、教員の働き方改革を進める中での行事の見直しを理由に挙げる。さらに今年は4~5月の10連休で、授業時間を確保する必要が出てきたことも重なった。種目の数を減らしたり、開会式を簡略化したりして、対応する学校が多いという。
名古屋市天白区の小学校も、熱中症対策で半日で切り上げることを決めた。昨年までは昼食を挟んで午後2時過ぎまで競技が続いたが、今年は正午まで。リレー競技をなくしたり、競技にかける時間を短くしたりして、時間内に収められるよう工夫したという。
保護者からは「健康を考えると炎天下で運動させないほうがいい」という声があがる一方、「家族にとっても一大イベント。お弁当を食べる時間がなくなり、寂しい」といった意見もあるという。
引用元: 暑いので…午前でお開き「半日運動会」急増 弁当もなし:朝日新聞デジタル
以前勤めていた中学校は、9月中旬に体育祭と文化祭が連続で2日間あった。
体育祭では演技(マスゲームのようなもの)、文化祭は合唱がメインで、夏休み前から練習を始めていた。
9月に入ったら、午後は、残暑の中、毎日、演技と合唱の練習が続く。
もちろん、体育祭も文化祭も一日日程。
演技を廃止したり、文化祭を合唱コンクールのみにして学年単位で行うなど、工夫をすれば、負担は減るが、そんなことが議論されたことはない。
現状では、生徒も教員も負担が大きく、それが当たり前になっている。
小学校の運動会半日は、中学校にも影響していくのだろうか?
競技を減らせば、半日で終えることは可能だと思う。